設計士のこだわり

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ガーデン&エクステリアお手入れ相談会について

こんにちは、設計部エクステリアチームの荒木です。
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こちらの写真は、先月開催されました「ガーデン&エクステリアお手入れ相談会」にて設営スタッフとして参加したときの様子です。
私が手にしているのはアオダモという落葉樹の苗木です。こんなに細々とした幹でも、実際に持ち上げてみるとズッシリと重みを感じ、樹も生きてるんだなぁ・・・と改めて実感して感慨深くなりました(笑)
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私が担当していた「樹木と芝生のお手入れコーナー」では、日頃お世話になっている造園業者による庭木の植込み方の実演から始まり、水遣りや肥料の与え方、剪定などの植えた後のメンテナンスに至るまでのセミナーを行いました。
当日は日差しが強い中でしたが、造園業者による植込みやメンテナンスの実演を皆様が真剣に見学している姿を見て、庭木を提案する立場としてとても嬉しく感じました。

イベントではお客様から「自分で手入れをしてみたいけど何をして良いか分からない」という意見を多くいただき、まだまだ私たちは分かりやすいお手入れ方法についてアドバイスが行えていないのだと痛感しました。
そこで今回この場をお借りして、相談会でお話した手入れ方法の一部をご紹介させて頂きたいと思います。水遣りと肥料のやり方について私なりにまとめてみましたのでご参照いただければ幸いです。
□水遣りについて
-水遣りは最初が肝心!!-
植込まれたばかりの庭木は根を切られているため、水を必要としています。根付くまでの最初の1年は毎日の水遣りをお願いします。(雨が降っている日や冬場は行う必要はありません)
水遣りのコツとして3点にまとめましたので、水遣りができる時間帯に合わせてご参考下さい
①
①朝・昼・夕ともに、水遣りは土の中に水が浸透するようにじっくりとかけるようにして下さい。水遣りの時間が短いと土
 の表面がぬれるだけで根の先まで水が届かない可能性があります。
 ホースでの水遣りだと、高木1本につき1分程度が目安になります。
②のコピー
②昼に水遣りを行う場合は、ホースから出る水の温度を確認してみて下さい。
 ホースリールが日に照らされることで中の水が温かくなっていることがあります。その場合は
 水を出し続け、冷たくなっていることを確認してから水遣りをしましょう
③
③葉っぱに水をあげると表面についた汚れを落としてくれますので、定期的にかけてあげ
 ると良いでしょう。ただし、昼に水をかけると葉についた雫がレンズの代わりになっ
 て葉焼けを起こすことがあります。葉っぱへの水遣りは早朝・夕方頃をおススメします。

□肥料について
-時期を見て庭木に栄養を与えましょう!!-
水遣りだけでなく肥料も与えると実や花・葉付きが良くなります。
肥料は原則、「窒素:リン酸:カリ」の3つの成分を混ぜて作られており、調合比率によって庭木への効能が変わります。
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ここではどの樹木にも対応できる「窒素:リン酸:カリ」の比率が「6:4:3」の固形肥料をご紹介します。写真にも写っている商品はホームセンターなどで販売されているもので簡単に手に入ります。
写真の商品を取り扱っていなくても、「6:4:3の肥料はありますか?」と店員さんに聞いて頂ければ対応してくれるでしょう。
④
では次に肥料の入れ方ですが、まず根の外回り5箇所のほどにスコップなどで5cmぐらいの穴を掘ります。その穴にそれぞれ5~10粒ほどパラパラと肥料を入れていけば完了です。後は日頃の水遣りの際に、その穴にも水をやっていただければ、肥料が溶けて根の先への吸収していきます。
⑤
ここで注意が必要なのは、肥料を根の上に置かないことです。肥料は水を含むと熱を発生しますので、「肥料焼け」により木が枯れる恐れがあるためです。根の先がどこにあるかは土の鉢もしくは枝張り具合を参考にすると良いでしょう。
最後に肥料を入れる時期ですが、常緑樹と落葉樹で時期が異なります。肥料を入れる予定の樹木の種類を確認した上で下記をご参考下さい。

・常緑樹:5~6月、9~10月
・落葉樹:3~5月

・・・長々となってしまいましたが、以上が水遣りと肥料のまとめです。このように1つ1つは決して難しいことはありません。このような植栽のお手入れも皆様のライフワークの一環となって頂ければ幸いです。

またこのような植栽イベントを定期的に開催したいと思いますのでその際は皆様是非、御参加の程よろしくお願いします!